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「一生の宝物」

本センターでは、毎年(7月上旬~9月上旬)可児市民を対象に「人権標語・300字小説」を募集しています。公立の市内全小中学校から応募いただき、昨年度の応募総数は3,099作品でした。そして、応募作品を審査して入賞作品を決定します。

その作品(標語)の活用方法の1つとして、本センター4コマ漫画のしおりに載せます。

先日、本センター推進員のWさんが、「良い話があったから来たよ」とセンターに嬉しそうに来訪されました。

Wさんは、市内小学校のスクールサポーターとして勤めています。その学校へ通う児童Aさん(6年生)が、昨年度「人権標語」で入賞しました。その作品が4コマ漫画に載ったので、そのしおりをAさんにプレゼントしたそうです。

Aさんは、「わーすごい!」と喜んでくれたそうです。

そして、その学校に今、ブックスフロー(小学校人権本巡回)が巡回中で、人権本を読んでくれた子ども達にしおりが配布されています。その事を伝えるとAさんは、「分かった、また人権本を借りて読むね」と言ってくれたそうです。

私は、Aさんの事も勿論ですが、生き生きとして話されるWさんの事もとても嬉しく感じました。

「人権標語・300字小説」の募集は、本センターのみが主催する為、入賞しても小さな賞かもしれません。

しかし入賞は子どもにとって、そしてそのご家族にとっても、一生の宝物となる事でしょう。

そう願って毎年、その事業を継続しています。