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少年の主張<可児市大会>開かれる!

 先日の6月16日(日)少年の主張可児市大会が市青少年育成市民会議主催(人づくり課所管)で文化創造センターにおいて関係者初め学校の生徒支援の教職員等多くの方のもとで開かれた。
第35回全国少年の主張大会(11月10日)に向けての予選会である。
 この主張大会の目的は、「中学生が、日常生活の中での心からの思いや考え、感銘を受けたことなどを自分自身の言葉でまとめ、それを広く発表する機会を提供することに①より多くの大人に現在の中学生への理解や関心を深めてもらう、とともに②中学生世代への意識啓発を目的としている」とある。
(主催元:国立青少年教育振興機構より)
 それにふさわしい内容の、可児市の中学生(私立含め7校)代表13名が主張された。
目的①に合った発表は、2番の「近い人」=(子どもへの虐待への怒りーー子どもの育みのできない大人への叫び。(どうなっているのか大人世界はーー。あなたにも責任ありでは――。と聞こえてくる。安穏と聞いていられない内容であった)
もう一つ4番「外交問題への期待と不安」の主張も同じ感慨であった。
戦争を知らない世代が多い中で、まして平成10年以後生まれの子どもからの発言である。
「曖昧さのない対話による外交をーー。」「争いのない誇りある日本にーー。」
「自分たちがこれから大きくなって、世界のどこにも行ける国をつくってほしいーー。」
 主体的になりきれない危なっかしい今の大人たちへの警告であろう。

他の主張は目的②に合った、同輩たちへの自らの主張であった。
 代表に選考された「自分にできること」の主張は、日常生活の中での、祖母の痴ほう症と優しく向き合う中、音楽とは何か、喜びとは何か、人の心をいやすことの尊さを知る。
「自分の未来は自ら開くことである」と言い、音楽療養士を目指すこととして、自らの使命をつかむことへの決意が、さわやかであった。
一つの小さな出来事でも角度を変えて良く考えてみると、そこに新しい視点がみつかるもの。
 それが全く異なる深みのある事象へと広がっていく。
 これがコア(核)となり他のことにも波及して、明らかになっていく。
こうした過程の高まりの中に自らの心のフレーズが入るのがいい。
 こうなって欲しい要望・希望・決意が素晴らしかった。
「桜梅桃李」皆が自分らしく、人にはではできない使命を果たされんことを祈りながら有意義な主張を聴かせてもらった。<多謝> (y・k)