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ホーム活動報告

(公)人権研修会開かれる!

 昨日の6日可児市文化創造センターにおいて公益社団法人「人権啓発センター」(会長:橋本敏春)の第6回研修会が可児市文化創造センターで実施された。
県下の人権担当関係者初め市民を含め約200名(本センターからは16名)参加した。

 (公)日本フィランソピー協会の理事長である高橋陽子氏から「震災から2年・これまでの支援―これからの支援」についてのお話を聞かせていただいた。
3・11の東日本大震災から2年が経過して風化の兆しがする。
この時に現状を知らせ、黙々と効果ある実績を上げている非営利団体である。主に企業からの浄財を集め、企業と共に支援企画等をして、企業の使命である社会貢献への責任(CSR)を具体的に示し、・企業と市民・地域の3方のそれぞれが良い方向へ向かうことを原点としていることから現地又は支援者のニーズに合わせた連携活動をコ―ディネートしている団体である。

 「農機具の贈呈による営農再開支援・農業リーダーの育成等」を大会社からの寄附や現物の提供で推進してきたとのこと。
ボランティア活動は、比較的単独で短期的なことになり易いが大会社を相手にし一部の利益の還元で大きな浄財となり、エンドレスな活動支援ができると言う。

 行政や企業の枠組みを超えて異文化との遭遇により多様性な柔軟な発想を生かすことで元気が地域にみなぎり、それで企業のボルテージも上がるとのこと。
あらゆる組織に地域社会の責任があるとの国際規格がISO26000である。
CSV(社会価値の共有)が大事になってきている。

 企業は物をつくり売ることだけでなく、それを買ってもらうことにより、それに付属するオマケが社会貢献参加という、お客の善意を引き出すことも企業価値である、と捉えられるようになってきたと言う。

 「人は、自分が僅かなことでも必要とされた時その力を発揮するものをさがすものである」また、被災者は「自分を・自分たちを忘れていないと感じられる時に、元気になれる」との言葉が印象に残った。

 話は、災害の援助のことであったが底に流れる感慨は、人として虐げられた者をどうように早く効率的に克服させて持続性ある形にしていくかであり、人権の擁護のプロセスと同じであり、万感相通じるものである。適宜な行事であった。(y・k)