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ホーム活動報告

11月中旬の行事報告について

11月は、本センターにとり年間で一番繁忙の時です。
12月の全国人権週間での講演会他2つ(本センター主催)と岐阜県の人権フェスタへの出展等があるための準備です。
この間隙を縫って11月半ばに行った主な事に付き報告します。

11月15日 「可児市民人権意識調査」報告書を冨田市長へ本センター杉山会長から提出・川手局長から説明させていただきました。

約4年に一度、市民の人権意識の実態を把握して人権啓発の活動に資すると共に公表して、市民の皆さんの人権に対する関心を高めてもらうものです。

今回は、市民の20歳以上の中から1000名(男女各500名)ランダム抽出して質問を15に対し葉書で回答をもらいました。回答率44.9%であり18年度より2.6%上がりました。

この度新たな質問として、「インターネットによる人権侵害について」と「DV・セクハラ・パワハラによる人権侵害」「人権の尊重について」の3項目を追加させてもらいました。

全体的には、従来からの質問については、大きな差は見受けられませんでした。
但し質問の中には、世相的影響を受けて反応されたものもあり、若年層にその動きが見られました。

(報告書は、12月6日から10日まで、市役所ロビーにて展示されます。また12月16から、希望者に各市内連絡所にて配布されます。)

11月12日には、可児市教育委員会主催で、市内各小中学校の人権同和教育推進委員の教師他20名による研修が、開催されました。
年2回開かれているもので、本センター川手局長が毎回招かれて、講話をしています。

今回は、「人権教育で大切な心がまえーー共感について」を講話しました。

<内容は、「相手に動いてもらう(説得の)3つの要素」として、アリストテレスの修辞学から、行動=論理(ロゴス)×感情(パトス)×信頼(エトス)につき人権教育としての行動のあり方として、説明をしました。
子どもに伝えたい時には、先ず信頼のもと感情そして教えである論理へと進むことが大切である。信頼は、常日頃の共感から生まれます。
理路整然とおしえるだけでは、子どもには、伝わらない。
信頼の中で感情によってこそ、論理としての教科が伝わるものです。
人権教育には、この感情での人心の響きあいでの心に滲み込む意識付けが大切であり、このためにも信頼が第一です。
安心共有感情による関係(先生も自分のことを知ってくれている。分かってくれている。同じように苦しんで心配してくれる。)となることが共感関係であります。
心の距離感をいかに縮めるかが大切です>との講話でした。(m・h)