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ホーム活動報告

秋の思い

 やっと季節感が持てるようになり、安心している。
あの、暑い日が続いた時、秋がなくなるかと思いあの、ぽかぽかの至福の小春日和も、なくなるかと思ったものだ。

 秋は、人を究極の下に帰してくれる。
人は、如何に生きるべきか、常日頃の生活の有り様まで考えさせられるからだ。

 一息つく時が、秋なのだ。
冬仕度をして篭る準備をするのが、秋の今ごろからである。

 一年中動きっぱなしでは、やったことが「それでよいのか」がわからないからだ。
 
 欅(けやき)の葉の落ちるのを見ながら、落ちた時に裏となるのが多いか、表になるのが多いかを見ていて、裏になるのが多いことを発見して、密かに頷(うなず)き、「人生の生き様」を思い返したりしている。

 「良からんは不思議、悪からんを、一定(いちじょう)と思え」との先哲のことばを思い出し、自らを鼓舞しながら、少しでも良い方向にと、鞭を振って走っている。

 人権週間の準備で、大忙しであり秋の満喫は、できそうにも無い。
前述のことも、「夢のまた夢」かも知れない。
 たとえできたとしても、そのときは濃縮の日々であろうか。(y・K)