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ホーム活動報告

読書週間を思う

今年は、「国民読書年」である。
 また今は、10月27日から11月9日までの「読書週間」たけなわである。
各図書館で、多くの催しがされている。

本センターは、年間を通して、人権本を小中学校に一ヶ月毎の巡回を2年前から推進している。
教師用と子供用を約30冊セットで巡回し、読んだ方にマスコットの「まゆちゃん一家のしおり」を付けている。
本は、好評で各学校100人以上読んでいただいている。

先般に、本センターのH・Pのこのコーナで、電子図書発表されたことへの感慨を自分なりの批評を載せたら、若い方から、自らの思いを寄せていただいた。
「閉塞感の世の中で、気忙(きせわ)しい中での読書をやる機会を持てること」への評価であった。
 昔ながらの、自分の思いの違いを知った。
でも、うれしかった。
どんな時代になっても、寸暇を惜んで読まれることの意思の大切さが滲んでいたからである。

 また先日、ある新聞の記事に、あのチリ・サンホセ鉱山の落盤事故で閉じ込められた作業員らが、日課として定められた事の一つに「読書の時間」があったと言う。
精神の極限状態でのストレスから守る希望の光は、地上からの送られた本を読むことであったのだ。

 読書の秋である。
週3冊位の読書である。多いとか少ないとかは、ともかくも本年終わりのこの時にじっくりと本を噛み締めて読んでみたいものだと思う。(y・k)