2014年3月3日某新聞コラム欄「素描」より
一般新聞の岐阜県版のコラムに「素描」(そびょう)と言う欄がある。
ときどき、目にするがそれほど関心がなく見過ごしていた。
タイトルが余り聞きなれない言葉なので、何かと思うことはあったが。
調べると「要点を簡単に纏めて書く文章のこと」とあった。
偶々(たまたま)、市役所での話し合いの席で、市長さんから、この欄へ
の投稿依頼があり、受諾して既に本年の1月1日から掲載されているとのこと。
一週間ごと8回にわたりエッセイ風に約600字位に書かれた記事文章を届けていただいた。そこには、ご自分の見聞された人生のことを今時の事象に合わせ、大事な点を描かれていた 。
ご自分の生まれ、過ごされた子どもの頃の思い出、そして、立場を超えた可児市への思いの綴りが特に良かった。
①自分の名前の淵源も人柄を表わしているのが愉快である。
②可児の連綿と営まれ続いてきた文化と芸術の誇りの結実が今にあり、アーラ(可児市文化創造センター)の新たな文化の創造をして後世に引き継ぐことの大事さが良く分かります。
③自然も文化同様に、自らの眼前にある所を守り整備していくことが子ども達への自然への育みにもなる視点がわかります。
④⑤子どものいじめその-1・その-2は、痛切に思う信条が伝わってきます。
長の一念が全国の先がけの体制をつくり本来の子どものあるべき環境
づくりに、更なる大人としての子どもを見る大らかな見方での育みが
子どもの成長を促している、いじめをしない豊かな心を持った人格の芽
を育む因があることに感動です。
⑥高齢化への多くの健康づくりへのツールづくりをされ、参加し易い方途を提示されていることがわかりワクワクします。
⑦道徳教育は、より具体的な日本の文化の中の礼儀作法によって身につくものとの要旨には、合点する所である。「目で視て味わい心で思う、所作の中にあり」であろう。
⑧公の中で生きる人の心得と助け合いの志を持つ人との麗しい人としての心の循環作用がよくわかります。
とにかく、大きな立ち位置にある人が、今までの人生体験した多くの中より印象深いエピソードを、こうして平易につづり、知らしめることの親しさがそこにあり、嬉しくもなった。(y・k)