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多様なことは、良いこと!

 最近、こうした言葉のなかで、「多元性・多面性・多様性」を多く見かける。
 私論であるが、「多元性は、内なる拡がり」で、「多面性は、外に向かっての拡がり」である。
 また「多様性は、内外からの拡がり」であり、いずれも社会と個人の価値観としての捉えである。
これらは、人が人との拘(かかわ)り、そして社会との拘りの中で、大切にすべきことである。
「多元性」は、その人の持つ多くの根本や要素(複数のアイデンティティ)である。
 多いほど、他人からの評価の物差しとなろう。「多面性」は、自らが持っている多くを活用するように働きかけをする意味合いを持つ。
人の性格・考えは、千差万別である。 「多様性」は、人で言えば「10人10色」である。幅広い性質の異なるものが存在することである。
 このことは、逆さまから見れば、個々の思いの個性豊かな人の集まりとなる。
 
 ここで大事なのは、こうした多いということの意味合いを互いに理解し合って各分野で、高みの良き方向に手練させることであろう。
 
 間違っても人権差別や偏見の道具にしてはならない。
差別や「いじめ」の犯罪心理は、
「★自分の静けさを脅かすのではないか。
★自分と似ていなけらば安心できなく怖いと考える。
★自分の知らないことは、何が起こるか分からなく暗闇のように怖がる」と言う。
こうした自分とは違うから排除するという、排他的心理にならない環境を小さい時に普段から家庭・学校・地域で作りこむことが大切であると思う。人の良いところ学ぶ、大切さの心を育てることである。
そうすれば、差別いじめの心を胸深くに閉じ込められると思う。

よりプラス思考での多様性を希求してこそ、
 これらの「個性の尊重が活力の源となり、向上・繁栄の原動力となる」のである。
「意見は、違っていても、同じ枠組みの中にいる」ことが大切であり、この包容力の中に新しい発想が生まれるのである。多くの意見は、多くの価値を生む素材があることだから捨てずに要素別に保管することだ。
 
 このことは、最近言われている、企業や各組織の発展戦略は、従来の一部の意見からの上位下達の同乗船団方式でなくパワーフルな勢力主義の「ダイバーシティの意義」が問われてきている所以(ゆえん)である。
「同じ枠組みの中にいる」とは、「人の幸せ・喜びをどうしたら与えられるか、また幸せにしてみせる」というポジティブの思いの中にいることである。今企業は、顧客また社員へも、このことを真剣に考え推進中である。
 何事も「壊すのは、容易だが、作り出すのは至難である」と言うが。
多様な状態を纏めるには、非常に長い時間での経験と知恵が必要となる、今のように早い変わりようの中ではこれも難しいことだ。
 ゆえに常々自由な討議の場をつくり多くの意見により、皆で共に喜び・共に困難に立ち向かうベクトル合わせの意思統一と主旨確認が大切となる。
多いというのは、変化の対応力が持てることであり、よいことである。
「人としての多くの人種、多くの思いは多くの文化を育み、豊かな社会の繁栄をもたらすものだ」(y・k)