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「はぐくもう思いやりの心」で!

 「はぐくもう思いやりの心」は、本センターが平成3年に創設された時からの
キャッチフレーズである。

「はぐくもう」=育もうとは、他人任せでなくあなたにそのことを担って
いただきたい意味があります。
 いじめや差別・偏見を受けて苦しんでいる人を見て見ぬ振りをしないで、
自ら声かけをして上げるまた他人と共にそのことを解決して上げる等の
こうしたぬくもりの勇気ある気質を一人一人に広げていくことを言います。

 「思いやり」は「思い遣り」と書きます。遣りとは、派遣等に使われているように、
東日本大震災の東北に職員を「派遣する」等に使われます。
すなわち相手のことを心配して上げる意味があります。

 <「おもいやりの心」は、そうした自分を大切に思う心を相手の心まで、
運んであげ相手のことを自分のことのように気に掛けながら悩みや苦しみを
共に良い方向に解決してあげる心」>(詩人:桑原律著より)のことを言うのです。

 今の世は、先達のなす物事が益々貧弱となるため、「奈落の底」の呈をきたしています。
何でも有りの悪行・欺瞞が横行して、こうしたことに悩む人も多くおります。
大人が子どものいじめを、どうなってしまったと、学校等を非難しますが、
本を正せば大人のいい加減さが子どもたちへ伝播していじめとなっていったのです。
大人の背中を見て育つ子どもです。はぐくむのは大人自身です。
いじめは、親から生まれた子どもの行為ですから親が育まなくては、無くなりません。
また大人が平気で悪いことをしている今の世の中では、究極的解決になりません。
原因が私たち大人に有ることを悟らなくては、その対応は、その場限りとなります。
親への対応こそが大切になります。(y・k)