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「一滞をなめて大海の塩を知り」とは、

人間、時に応じて,その事象をどう判断して行動するかは、人生において、
非常に大事なことである。
 
 鎌倉時代に、正嘉の大地震・ペスト等の疫病の流行・気候の変動による
飢饉また、当時の幕府の内乱・そして蒙古の襲来等(外国との外交危機)が
起ころうとしていた。

その時、当時の幕府政所(まんどころ)に、諌暁書を突きつけたのは、日蓮であった。
あの有名な「立正安国論」である。

一つの事象を見て、そこに潜む多くの邪悪の本質を見抜く力を、
日蓮は「一滞をなめて大海の塩を知り」と言い、安国の国と言う字を口の構えに、
民を入れ、政所(まんどころ)は、民のために尽くすことから始まり、その(思想)考え
がいたらないときに、多くの災害・障害が起こると喝破したのだ。

今まさに「ただ今にあり」で、心して本質を見ぬかねばならない。(y・k)