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「人権啓発の必要性」

 可児市人権啓発センターでは、毎年小中学校・市民一般対象に、「人権標語・300字小説」を募集しています。

 昨年度はコロナ禍ではありましたが、2878作品という多数の応募がありました。

 先日、可児市在住のある公立小中学生の保護者Aさんが、センターが募集する「人権標語・300字小説」についての話をしてくれました。

 Aさんの娘のBちゃんが、毎年夏休み期間に応募している「人権標語・300字小説」を今年も取り組もうと思い、担任の先生に募集の詳細を聞いてみると先生は、「そんな募集があるなんて、知らないよ」と言われたそうです。

『おかしいな?毎年応募しているのに、早くしないと夏休みに入ってしまう!』とハラハラした気分のBちゃんは、いつもは応募用紙があること、夏休み前にその募集の詳細が書かれたポスターがあることを知っていたため、自分一人で必死になって学校中を探し回りました。

 するとその応募用紙は学校の図書館の隅にある掲示用のラックの中に入っており、募集のポスターも丸めて置いてありました。

 やっとのことで応募用紙を見つけることが出来たBちゃんは、今年も応募するぞ!と強く思ったそうです。

 その話をAさんから聞き、私は嬉しくなりました。

 例え、人権担当教員以外は知らない募集かもしれませんが、子ども自ら学校中を探し回り、見つけ出し、作品を応募してくれる。

 こんな子が可児市にいるなんて、啓発してきて良かったと思いました。

 そして、自分たちの啓発方法も改善することが必要だと、改めて考え直すことが出来ました。

 「Bちゃん有難う!!」

 そして、可児市に人権を考える子どもがこれからも増えて欲しいと思います。