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国際女性デー

国際デーのひとつ。毎年3月8日。婦人の政治的開放を目指す国際的な連帯行動の日。
1908年にアメリカ、ニューヨークで行われた婦人参政権を要求するデモを起源とし、1975年国連が制定。女性への差別撤廃と女性の地位向上を訴える。

「緒方貞子」さんは、ご存知でしょうか?(1927年9月16日-2019年1月22日)
現在の東京都港区に外交官・元フィンランド特命全権公使の中村豊一・恒子夫妻の長女として生まれる。曽祖父は元内閣総理大臣の犬養毅である。
女性初、日本人として唯一、国連難民高等弁務官事務所を率いた。
その経歴から見る優秀な人とは想像できないほど謙虚で思いやりのある人柄であった。
緒方さんはその後も旧ユーゴスラビアの紛争やルワンダ虐殺など、難民支援に奔走。
防弾チョッキ、ヘルメット姿で現地入りする姿が、テレビ等で報道され鮮烈な印象を受けました。
「難民の人権は絶対に尊重されなければなりません。それが、近代国家の義務だから」と2000年に国際欧州本部の会議でスピーチされました。


「生きることの原点」とは何でしょうか?
「幸せになること」とは、例えば「みんなが笑顔でいられる」「一人ぼっちの人がいない」等、幸せとはとても単純な事ではないかと感じます。

持続可能な開発目標(SDGs)国連サミット採択では、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っている。
「誰一人取り残さない」とは、緒方さんの貫いたリスペクト(尊厳)と通ずるものがあるのではないでしょうか。

本センターの「機関紙ぬくもり」11号での特集でも記したように、「人権の目標」「子どもの人権」の理念に沿って、来年度も重点的活動等を検討、実施していきたい。