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ホームイラストギャラリー300字小説入賞作品の挿画

大きな笑顔と小さな手【令和3年度優秀賞作品】

私は毎日公園で遊んでいた。最近ごみがたくさん落ちていることに気付いた。でも私は、誰かが拾うし別にいいや。くらいにしか思っていなかった。

次の日また公園にくると、ごみが少なくなっていた。また次の日も公園にくるとごみが少なくなっていた。誰がごみを拾っているか気になって少しおそい時間まで公園に残って待っていた。すると小さな子とお母さんがやってきた。二人でゴミ拾いをしている姿を見て私も手伝いたくなってきた。小さな子が私に気づいて

「ありがとう。」と言ってくれた。私も感謝を伝えたくて、「こちらこそ、ありがとう。」と言った。

その子は笑顔で掃除を続けた。