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ホームイラストギャラリー300字小説入賞作品の挿画

一緒に遊ぼ!【令和元年度最優秀作品】

「ねえ、一緒に遊ぼ。」これが僕を不安がたまった暗闇から救ってくれた言葉だ。
僕は1ヶ月前に父の仕事の都合で日本にやってきた。日本の小学校に入ったものの日本語が分からず周りの子と会話ができずにいた。

ある日、グループを作って遊ぶという活動が行われた。とても楽しそうだと思った。でも、僕はどこのグループにも入れず一人ぼっちでいた。周りからの目が怖かった。

そのとき、きいと君があの言葉をかけてくれた。「一緒に遊ぼ。」その瞬間僕はホッとした。うれしかった。そんな一言だけでも救われる人がいる。

そう考えたときに、国籍もなにも関係ないんだと思った。伝わらなくても困っている子には声をかける。きいと君のおかげで気付けたことだ。


*講評*

「真心の一言は、人を救う」と言われる感動の悦話です。
人の生まれは、国や親を選ぶことができませんので、新しい国で生きるほどの心労は、計り知れないもの。
どのような小さな機会も大切に生きることが大事です。
子どもは、学校の友との付き合いから人生が始まります。
困っている人に真心の助けをすれば互いに助け合える友情が生まれ、やがて親友や生涯の友となれる機会と広がるかもしれません。大切に!