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愚かさを思う

 最近の世の動きには、良くわからない「愚かなこと」が多い気がする。
 言わなくていいことを言ってみたり、やらなくて良いことをやってしまったりしている。
 その上で無駄をなくそうなどと言ったりする。
主眼が定まらず目が移ろって目先のことに始終しているのだ。

 愚かとは、何も頭がよいとか悪いということではない。
頭が良くても浅はか・世間知らず・非常識・無分別等であっては、折角の知識も台無しとなることだ。

 その上に、やることが何か普遍性に欠けていて、その流れが不自然さに思われがちになることである。

 いわゆるT(time=時)・P(place=位置)・O(occasion=場合又は機会)のなさでありズレである。

これらをわきまえずに自分の立ち位置さえ忘れて言う。
 そして先々の責任も考えずに言うから弁明に始終する。
 弁明するくらいなら言わなきゃ迷惑にならないのである。

「you must always keep the time,
the place,and the occasion 
in mind」「常にティーピーオーを心得ていきなさい!」
と言うことである。

 しかし、愚かでも「愚直の在り方」をなしていくことのニュアンスは逆である。
 「愚直は、ものを進める上で大切な資質である」
たゆまず努力をし続けるさまを言うが
「持続可能な施策の価値は、社会変革の核となる」
との先哲の言葉もある。
 いかに行政は、このような無くては成らない根幹的な施策作りを考えるかによる。
 この時に初めて、役立つ意味合いが判り、愚直さから愚かさの意味が真に分かるのかもしれない。(y・K)