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ホーム心のビタミン

居るだけでいい?

幸せ と かけて
赤ちゃん と 解きます
その心は
皆を笑顔でいっぱいにします

我が家には、娘が11ヶ月になる孫を連れて、時々訪れる。孫が、「いただきます」と手を真似して合わせれば、周りの大人たちは思わずにっこり。
「上手にできたね。すごい!すごい!」と。孫が一人居るだけで何回となく歓声が上がり、大人だけの変化の少ない生活に活気が生まれる。
95歳になる曾祖母は「私にできないことをやるから凄いね。」と、階段を四つん這いで上がりきった時に褒めてくれた。

この孫の存在そのものが、皆を幸せいっぱいの気持ちにさせ、キャッキャッと楽しい声を出すたびに、喜びに浸ることができる。孫の順調な成長ぶりに併せて、喜びと期待がさらに膨らみつつある。

「居ること」よりも「できること」の方が、いつの間にか大事になってきてしまっていることが気がかりになり始めた。
卵ボーロが一つずつ持てるようになった。つかまり立ちが上手になった。名前を呼ばれたら「はーい」と手を挙げるようになった。
どこまでも無邪気でにこにこ、元気いっぱい。が、今にも歩き出しそうなのに、なかなかだなあと言った呟きも聞こえてくる。

これから、周りの大人は、信念(発達段階に応じての成長をありのままに認める)をもって、接していかなくては と思う日々が始まった。   (c.s)