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「人権教育」をより実のあるものへ

 22日可児市「人権教育推進委員会」の第1回が開かれた。
小中16校からの代表の委員と職制統括である
小崎(ざき)委員長・大野学校課長等が、また本センターからも川手(局長)
これまで同様に参加、講話をさせていただきました。
(川手の内容は、本H・Pの「ゆくもり日記」に記載させていただきます)
 各職制の統括2名は、次の講話をされました。
以下筆者の聞いた「要旨記載」してあります。

<小崎(ざき)委員長>
1)子どもの人権をいかに育むかは、学校・教師・地域・保護者のタスクがあろうが、
教師・学校がいかにするかが当然である。ことは人権の第一歩であるからだ。

2)五施(ごせ)について、インドの釈尊は、次のことを説いています。
 この主旨を理解されて、教師としての子ども達への接し方の糧にされたら良いと考えます。

(1)慈眼――やさしいまなざしで接すること。(相手の良さを見つけて誉めたたえる行動へ)
(2)和願――穏やかな顔つきで、ほほえみを絶やさずに笑顔で常に接する。
(相手は安心をする心に信頼が生まれやすくなる)
(3)愛語――相手の心を踏まえた言葉づかいをする。相手の良さを見てにこやかに話す。
心地よい言葉だけではなく正義ある言葉を掛ける。(愛情こもっていれば厳しさも思いやりとなる)
(4)傾心――相手の心を受け止めて誠心誠意やって動いて上げること。(利他の精神)
(5)虚心(心慮)――出会いを大切にして、謙虚な心で人の良さを引き出してあげる。
             (高配のこころで、気を使うーーこころくばりを)
    <ポカポカ言葉・あったか言葉で学校・学級を満たしていこう>

3)<見ようとしている人しか、それは見えない>ということ 
見ているふり(聞いているふり)をしていても、言葉や行動に移さないとそれは、
価値を持たなく何も生まれない。
人権教育・学校教育での大切な言葉である。

<大野課長>
1)「学力のある良い県の一つに秋田県がある。では学力を付けるために何をしたかを
調査したと言う。
 そこに浮かび上がったのは、教科の教えでなく、子どもが困らないようにするには、
 どうしたらよいかを考えたことであったと言う。
伸び伸といろんなことができ、できない子どもも困らないように安心させるようにシステムを
考えたり、
金のかからない施設を考えたりして、子どもの環境を整えることに始終したと言う。
 
 この結果、明るくなり、元気な勢いのある挨拶に現れ活気がでて、全てが躍動しだした。
これに相まって成績も上がっていったとのこと」でした。如何に子ども達の土壌をよくするかに
かかっていたのです。
2)今年度からは、12月初旬の前後の「ひびき合いの日」をめざして各学校での取り組みが
  先の例になれるような具体策を、今から企画取り組みをされ、学校上げてなされればと
  思います。皆さまの活躍をお願いします。(編k・y)