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心の復興を大切に!

 本日は、「東日本大震災・東電福島第一原発事故」の一周年である。
震災後多くの国民がこの災害に何らかの志をされたことは、古代中国の孟子
のいう「人は生まれつき善を持っている」証しでもあり、
人権の要の支え合いがあったことの証であった。

山形の米沢で名をはせた直江兼続に、師である上杉謙信が、
孟子の言ったことを引いて「天のめぐりあわせが良く、住んでいる地域が恵まれていることと
、さらに大事は、家臣領民の人の団結力があることである」
その上で、謙信いわく、そうすることで、「弓矢も起こるべからず、敵対するものもなし」
すなわち「戦いは起こらないし、全てのものと敵対することもないだろう」と言う。(要約)(天地人:火坂雅志著)

今、東北の大震災と原発の事故も同じで、国民がおおよそ同じ方向で、団結していれば、
その地も、その天との自然のめぐりあわせがうまくいき復興は間違いなくできると言うことを
言っているのである。
世界の国が日本人の心の良さを認めている。

古代の日本人は、北から着た説が強いから、北国の人の心の実直(親切さ)と忍耐(がんばり)
こそ日本人の心なのである。

人権に虐げられているこれらの皆さんの、一日も早い心の復興を願うものである。その内

『放射能のないガレキは、全国各地で早く焼却か処分すべきである』
日本列島は、どこにいても「お互いさま」、「あすは我が身」。
だれもが、いつも動いている岩盤(地)の上にいる運命共同体であるからである。(筆者:防災士・元プラント設計者)

 そうした支えの天地の中、培(つちか)われてきたのがまた日本人の心である。
自分の子どもも大事。また被災の子どもの心、母の心も同じで大事であるからだ。

「こうした時に起こる、わが人権を守る理由に、目に見えない恐怖が支配するときがある。
人は、無防備では闇の中では何が起こるか分からない恐怖感を感じるもの。
 これと同じで、人間は、自分が知らないこと・違う考え・形態に怖がることである。
理性に耳をかそうとも現実の恐怖に反応してしまうものだ。これには、知りあうこと、話合うこと、学び、共有することだ。自分をよく知るため、他人を知ることだ。(タハ―ル・ベン・ジェルーン著:「娘に語る人種差別」より・青土社発行)(要旨)

 心の恐怖を拭うためには、安心の情報を強権的でなしに人間性の発露として、正しく
公開していくしかないのである(y・K)