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~不登校調査を思う~

文科省は、2022年度の「不登校等の調査」結果を以下公表しました。

○小中学校で30日以上欠席の不登校者は、10年連続増加となり、29万9048人(この2年間は、前年度から2割を超えて約10万人の大幅な増で、過去最多となった。) ○小中高の児童・生徒の不登校の重大要因の多くは、いじめである。 いじめの身体的被害や長期欠席の「重大事態」は、217件増、923件で最多という。

 こうした不登校の調査は、学校等での子ども達の生活動向を掴(つか)む上で大切です。但しその対応は、数値からは的確にはわかりません。不登校の行動原因の多くが、友達の「いじめ」からくることが多いという。特にいじめが身体的に及ぶ場合は、安全地帯にいることがむしろ大事であり、不登校によりいじめの常態化を明らかにすることは、その人にとって無言の実態提起となる、故に知ってもらいたい最終行動のように思う。

 本来こうした環境状況を、絶対につくらないという決意が、まず必要であろう。学校・学級が、普段から積極的な融和で、皆でできる触発的な対応こそ大事であろう。

 学校を良くすることが目的でなく、子どもが充実感に充ち溢れる状況にすることにより、学校生活が輝いていけることが、第一であろう。

 調査が、約30万人となる不登校生を無くなるようにするためにも、いじめの前兆を察知し、なくすこと。特に陰湿ないじめを無すことの早めの対応が、必要と思う。

 「いじめの防止対応プロジェクト」を、本センターで過去に立ち上げて提言を提出した。「いじめられた人の性格」を研究した方の書を見た。いじめられた人の性格は、むしろ立派な人になれるとーー。少し安堵した。この書は、有名人の過去を調べ、導いたことは、快かった。(・こころ優しい人・素直な人・正義感のある人・感性の強い人・傷つきやすい人・人心に敏感な人・真面目な人・我慢強い人等)こうした気持ちを持つ子どもを立派な人に、醸成できることは、嬉しい事です。

 人は、互いに助け合いながら生きることは、素晴らしい事です。

 不登校の子どもが出ないように、関係者はじめ多くの人の熱意溢れる気遣と指導で、無くなることを祈り、本センターも微力を尽くして参ります。   (y・k)(m・h)