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「心洗われる場所」

「オスカー・クロード・モネ」 1840年11月14日~1926年12月5日(享年86歳)

クロード・モネはフランスの画家です。

モネと日本の関係は深く、浮世絵を200以上収集し自宅の庭には日本風の橋をかけるなど、日本通でした。その庭の池には睡蓮を生育させこの「睡蓮」の絵画はモネの代表作の一つです。

先日、友人と2人で岐阜県関市板取にある「モネの池」に行ってきました。この池は、板取の根道神社参道脇にある貯水池で、山の伏流水を利用して整備された池です。

「モネの池」として有名になりましたが、正式名称ではなく、地元では「根道神社の池」と呼ばれているようです。

 私は、実物の絵画(モネの「睡蓮」)を見たことがありませんが、その「モネの池」は山からの湧水が流れ込み池の水の透明度が高いため、池の底がハッキリと見え、その池で泳ぐ鯉も浮き上がって見えます。

 その池や生い茂った木々、池の鯉はその3つが合わさることによって、まるで中世の時代に描かれた絵画を観ているような気分になりました。

 多くの観光客も大声で話すこともなく、美術館で絵画を観るように皆が静かに池を見入っていました。

 小学生の頃、実家近くの「陶磁器試験場」が無料公開(小学生だったので無料だったのかもしれませんが)していたため、学校帰り友達や一人でよく見に行っていました。館内はとても静かで、ガラスでできた棚に丁寧に陶磁器が展示されていました。小さな私には、作品の良さは何も分かりませんでしたが、私にとってその場所は緊張感のあるひんやりとした空気と雑音がない静かな居心地の良い場所でした。

 モネの池は、子どもの頃好きだった場所を思い出させてくれる素敵な場所でした。