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「情けは人のためならず」

 本センターには、様々なことで悩みを抱えた人が相談に来ます。

 先日もあることに悩み、一人の可児市民の方が来訪され、怒りながら話されていました。

 ひとしきり相談者(Aさん)の話を聞き、更に1時間ほど相談内容以外の本センターの啓発活動内容等様々な話を私もしました。

 しばらく話をしていくうちに、Aさんは自分で怒りを解決され、啓発活動に共感して下さり、センター発行の「機関紙ぬくもり」を家族に見せて宣伝してくれると話されました。そしてお礼を言って帰って行かれました。

 その2週間後、センターにAさんがみえて、「今、市役所に行ってきて、可児市人権啓発センターのあなたのことを褒めてきた。一人で頑張ってやっている人がいる!!」と市役所で話されたそうです。

 人は多かれ少なかれ、「自分を認めてもらいたい」と思うものです。

 「情けは人のためならず」という諺がありますが、自己重要感を持たせてあげることは、最終的に自分を認めてもらうことにもなるんだと改めて感じることが出来ました。