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ホーム心のビタミン

「根拠の無い安心感」

 初孫は、2才9ヶ月。言葉が一気に増え出し、周りを楽しませてくれている。
娘が、2人目の子を出産するために、長男を連れ、里帰りしてきた。
 2才3ヶ月の頃・・・買い物に行き、「これ、買う?」と聞いてくる。
 2才4ヶ月の頃・・・サファリパークで、「パパと一緒だから、だいじょうぶ」
 2才5カ月の頃・・・「ママ、何しているの?」「ママ、納豆好き?」
           公園に出かけ、
          「ママ、電車が来ないから、もう帰ろうよ。」
ただ話すだけでなく、聞きたいことがあれば、尋ねる。自分がしたことを伝え 
るようになってきた。1文から、2文、3文へと長い言葉が話せるようになった。
 2才6カ月の頃・・・「お腹がすいている。パパも、お腹がすいているよ。」  
         走って、魚のいる場所まで行く途中、「ちょっと、休憩!」
 2才7カ月の頃・・・薬が飲みたくなくて、「明日、飲む」

YouTubeで歌の番組を見ながら、「おおきい、ちいさい、おおきい、ちいさい・・・」一緒に歌い、少しずつ反対語にも興味を持ち始めた。
言葉と共に、小さいながらに、その時々の挨拶をする。
 誰かが外出先から、帰宅すれば、私たちと一緒になって「お帰り!」
 庭先で、犬の散歩中の方に、「こんにちは!」
 スーパーに買い物に出かけた時には、声をかけてきた方に「こんにちは!」 
 学生時代の友人が、「おばあちゃんの家に来る?」と孫に声をかけたら、嫌がるどころか、「行きたい!」傍で、言葉のやりとりを聞いていた私がびっくり!
 保育園に通園している時は、勿論。大人ばかりの中で生活し、誰もが自分の事を大切に思い、可愛がってくれる人ばかり。孫の言葉では、「ママ、大好き!パパ、大好き!ばあちゃん、大好き!・・・」大好きな人が、家族だけではなく、保育園の先生も、犬の散歩をさせている方も、スーパーで出会う方も、みんな大好きと思わせてくれている。

 「根拠のない安心感」どっぷりと安心感の中に、浸かりきっている。お腹が空けば、麺など好みに合わせつつ、栄養を考え、準備してもらえる。少しでも熱があるようなら、検温、病院に連絡し、放っておかれることは無い。
 孫は、今日も、また「限界だー」、歯磨きをし終わって、「完璧!」なんて言い、周りの大人たちを喜ばせている。誰かが教えたつもりがなくても、次々と、その場の状況に合わせて、大人並みの感覚で、言葉を発する。

 大人だけの会話がなくても成り立つ日常とは、全く別世界「あれが無くなったから、あれを買ってきて。」「それを取って!」こそあど言葉だけが飛び交う。
 「大好き!」なんて、口に出して言うのは、半世紀前?
 目に見える形で、成長が確認できる孫との生活は、面白く、楽しい。ついつい笑顔にさせられてしまう。賑やかで、笑い声が絶えない。   
                              (C・S)