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「鳩吹山」登山で感じたこと

 先日、可児市の土田にある鳩吹山(はとぶきやま)に家族と登ってきました。
 標高 313.3mと低山ではありながら、眺望がとても素晴らしい山です。そして、四季を通じて折々の山の様子を楽しみながら登山することができます。

 今回「大脇ルート」から登りましたが、「真禅寺」「西山登山口」等、色々なコースがあり、いつも登っている方は飽きることなく登山を楽しんでいるようです。
 運動不足であまり体を動かしていない私は、山頂までは(えらい、疲れた、息が苦しい等)色々なことを感じながら、必死に元気な子供たちの後を追いかけて、登っていました。
 すると、下山してすれ違う方々から「こんにちは、あと少しですよ!」と優しい声をかけていただけ、嬉しい気持ちになりました。
 山頂は、眼下に可児市街、木曽川、濃尾平野が広がり、そして、遠くには御岳山、笠置山、恵那山など雄大な山々が広がる風景を楽しむことができます。
 すれ違う登山者の中には、高齢な方もおり、そして登山のついでにゴミ拾いをされている立派な方もみえ、(すごいな、登るだけでも大変なのに、ゴミ拾いまでされて)と感心させられました。

 日本は、平均寿命の延びや少子化などにより、人口のほぼ4人に一人が、65歳以上の高齢者であり「超高齢化社会」です。
 高齢者の方が社会活動などを通じて、心の豊かさや生きがいを得るためには地域の人々の協力が不可欠です。
 年とともに体力は衰えていき、高齢になってくると若い時のように機敏な動きはできないかもしれません。
 しかし、意欲のある高齢者はたくさんみえて、豊かな経験や知識を持っており、ボランティア活動等で活躍している人もいます。

 高齢者が社会の一員として他の世代とともに活躍できる社会、高齢者一人ひとりの個性や能力が最大限に尊重される高齢者への思いやりや理解を深めて、楽しく安心して暮らせる社会が実現することを願います。