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人権啓発標語・300字小説入賞作品決まる

今年度募集いたしました、人権啓発標語・300字小説の最優秀作品と優秀作品及び入選者の皆さんです。

【標語の部】(応募総数2,967作品)

[最優秀賞]

その言葉 大事な人にも 言えますか?    高橋 萌さん(中3)

[優秀賞]

一人じゃない みんながいるから 頑張れる  河合 麻奈美さん(中3)
「だめだよ」と 言える勇気を 大切に    細谷 和花さん(小6)
暴力は 言葉の中にも あるんだよ      鈴木 颯真さん(小6)
その勇気 世界をかえる かぎになる     小林 柚暉さん(小3)
ありがとう 笑顔あふれる あい言葉     山本 華煉さん(小6)

[入選]

堀尾 亮太さん(小6)・中村 美月さん(小6)・松本 仁之介さん(中1)
加藤 凪紗さん(小3)・山本 レナさん(中3)・若尾 奏良さん(小4)
末木 美遥さん(小5)・津下 あいさん(中1)・芳村 留維さん(中2)
佐橋 瑠按さん(小2)・松野 愛莉さん(中2)・古山 琴葉さん(中3)
工藤 愛佳さん(中3)・大森 咲槻さん(小4)・西川 恵都さん(小6)
ねりからし(ペンネーム)(中1)・兼山 瑛匡さん(中3)
西尾 陽翔さん(中3)・岩田 恭長さん(小6)・谷渡 理湖さん(小5)
谷口 瑞紀さん(小6)・奥田 哲平さん(小5)・富田 妃葵さん(小3)
稲原 翔真さん(小6)

【300字小説の部】(応募総数493作品)

[最優秀賞]  

肥田 萌希さん(中1)
友達がいなくて、クラスで浮いてる存在の僕は、いつも陰口を言われている。その度に僕の心に小さな小さな穴が、少しずつ空いていく。今では、ゲンコツ大くらいの大きな穴が空いてしまっている。もうがまんの限界だ。
「今日も学校にいくのか・・」そんなことを思いながら教室に入ると、やっぱり陰口は続いている。僕は耐えきれなくなった。すると、僕の目の前で予想だにしないことが起こった。前の席の男の子が、大声でこう言った。「みんなもうやめろよ。」それから、僕に向かって、「友だちなのに、困ってたこと気づけなくてごめんな。」と謝ってくれた。嬉しかった。そうか。友達か。僕は、穴の空いた僕の心を埋め戻してくれた彼を、大切な存在だと思った。

[優秀賞]

芦田 優奈さん(中3)
学校の帰り道。前で歩いていたおばあさんの荷物はすごく重そうだった。私は今までそういうのを見ても、怖くて話しかけることが出来なかった。「自分を変えたい。」そう思った。だから勇気を振りしぼって、言った。
「大丈夫ですか。」
言った時、なんだか心がポカポカしてきた。おばあさんは笑顔で、
「ありがとう。」
と言ってくれた。言葉は魔法だ。こんなにうれしいことは今までになかった。勇気を出してよかった。
あのとき、勇気を出せたから、自分を変えることが出来た。たった一言で人は変われる、そう信じてこれからも生活したい。

中丸 温翔さん(小6)
ぼくは父の姿を見て新聞配達を始めた。近所にはいつもぼくの新聞を待っていてくれる おばあさんがいた。毎日、新聞をもらうと、
「ありがとう。」
といって新聞をもらってくれた。そんなある日のことだった。おばあさんは亡くなった。 葬式には、たくさんの人が訪れ、ぼくも参加した。そこへぼくの所におばあさんの親せき だろうか男の人がやってきて、こう言った。 「いつも新聞配達ごくろうだったね。実は、おばあさんは昔から目が悪くて文字が読めな かったんだよ。君が来るのが楽しみって…。」
その後は、かすかしか聞こえなかった。ぼくは、ただ泣くだけだった。けど、涙は、なぜか輝いて見えて、やって良かったと思えた。

[入選]

大平 敦之さん(小6)・中村 遥香さん(中1)
マドウム ニコルさん(小6)・古賀 晴翔さん(小6)

入賞作品展【観覧自由】

日 時 : 11月22日から12月11日まで(図書館の開館時間)
場 所 : 可児市図書館本館(1F)