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催花雨のあとに希望のとき!

一週間前の雨(催花雨)のあと、早春から、春たけなわとなった。
催花雨(さいかう)とは、よく言ったものである。「草木よ、早く咲けと急(せ)き立てる雨」を言うそうだ。

親が、子を期待を持って急き立てる様に、この時季と重なり思いを馳せる。

新社会人になる、大学・高校・小中学校に進学・進級する子どもたちを思う親の心と行いに似ている。
 不安で躊躇している子に後ろからそっと促す姿に似ているのである。

 早春の花は多い。特に、春の花は、黄金色の花が多いのも趣(おもむき)がある。
黄梅・マンサク・レンギョウ・サンシュウ・ネコヤナギ・ヤマブキ等である。シナレヤナギの淡緑色の新芽までが黄色に見える。

それぞれが、個性豊かに自己を主張し春一番を問いかけている気がする。

中でも、早春の王者は、桜である。
「桜花爛漫、月おぼろ」とお花見で多くの人を魅了し、「幹下の人間を逆に愛(め)でながら、希望の明日のエネルギーを降りそそぐ」からである。

ここで思い出すのが、「大阪市立大学の剣道部」の逍遥歌「桜花爛漫」が有名であることだ。
 「わが青春の喜びは胸に溢れ」「熱き血潮のたぎるを覚え」「栄えある使命、果たなん」と歌のプロローグに詠う。

そして、歌詞には、「雄飛の壮図(そうと)を胸にして」「常勝の名を誇るかな」「栄枯の嵐絶えずして」「悲喜かん楽をともにして」「天下に窺ユ(きゆ)の仇あらじ」等を詠い、人への決意を鼓舞してくれるからである。 

ともかくも春は、夢ある希望の時である。新たなる旅たちの春である。
しかし「何があっても人生は、長いことを忘れまじ」である。(y・k)