「ホーム」へ戻る

ホーム活動報告

令和元年 第1回人権教育推進員会 開催される!

5月17日 令和元年初めての首記の会議が開催された。

小中学校16校からの人権教育委員の代表者と主催の教育研究所による研修会で年2回開かれている。本センターも12年前から講話依頼され研鑽させてもらっている。

内容の趣旨は

1)委員長挨拶-田中東明小校長

  ★人権教育は、育みの企画を推進しながら、教師自身が人権の心を理解され、より人間的な対応を児童生徒に、普段の学校生活また授業の中で活かし実践していくことが大事であるーーー等

2)委員会代理-堀田教育研究所副所長

  ★人権啓発センターの事業の中で、人権本巡回制度(愛称:ブックスフロー)を永く続けてきています。このことで嬉しいニュースを聞きました。「ある学校の不登校の子が、この人権本を愛読するようになり学校に毎日通うようになった」ことです。多くの子が読んでくれていますが、不登校の子の心肝に響くこととなったことは、直接な事でなくとも、間接なこうしたシステムの中に込められた「少しでも子どもたちが幸せに」の心を、この子が感じてくれたのだと思う。

私たちが学ぶ姿がここに込められていると思う。

3)本センターよりの講話―川手特別顧問 テーマ:「これからの人権教育の考察」

 ①令和でいう「平和が続き、誰もが明日への希望を持ち、誰もが個性を輝かすことのできる時代にー。」多くの方が語るように活動することが大切。

 ②憲法記念日(5月3日)でした。この憲法は、人間主義を重視した人権憲法です。人類普遍の3原則の「国民主権・基本的人権の尊重・恒久平和主義」の一つでも欠けても人権擁護の活動は、難しくなります。

人の心には、誰でも人権を侵す心を持ち合わせています。そのために人権を学び、実践していく学校教育が人権教育が大切です。特にいじめ等の人権侵害に負けない強い意志をもつ子を育むのも大事です。道徳・倫理の知識だけでは、起こった時の対応はできません。

 ③今年は「子どもの権利条約」採択30周年です。

ポーランドの教育学者「コルチャツク」がナチス収容所の自分の孤児収容所の孤児200人と共に虐殺される前に、子どものあるべき事を12項目残しました。死後47年後にポーランド政府が国連に提出し、1989年に採択されたものがこの条約です。

 ④人権教育のチェック項目は、国連子ども権利委員会委員の大谷美紀子著でのチェック項目を記載してあるので、一つ一つクラス全員に当てはめ照らせて実践してください。

 ⑤人権教育の方法

  • A)アクティブ・ラーニングとは?
  • B)組織の成功循環モデルとは?
  • C)SEDs(エスディジーズ)=「一人も残さず置き去りにしない」の考え?

4)本センターからの本年の活動ー本センター肥田美穂 事務局長

パワーポイントにて説明協力依頼。

  • 人権本巡回制度(ブックス・フロー)
  • 子ども「ぬくもり教室」
  • 標語、300字小説募集
  • 人権作品展
  • 子どもの育み講演会 等

授業を終えての出席の先生方、本当にお疲れさまでした。