「ホーム」へ戻る

ホーム

本展示室にようこそ!

ページ内リンク(目次)

人権とは?

人間が人間らしく幸せに生きていくための権利である。

人間とは

ホモ・サピエンス(知恵のある人の意)/ホモ・サピエンス・サピエンス=人間種

人間性(humanity)

ラテン語のhumus(腐植土)が語源である。ゆえに他人のために自らの得た利益を施すことなのである

人間らしさとは

人間の特徴を他人のために施し、仲良く、知恵を発揮していくことである

人間の特徴とは

必ず集団となる。文化を持つ。言葉を使う。
こうしたことの中で、自らのよい面を発揮していくことである。

差別と偏見について

差別

差別とは、表面的なことを理由にして、正当な理由もなく他より低く待遇すること。
(貧富、性別、人種、部落=地域、国籍、宗教、言語、職業、学歴、思想)

偏見

偏見とは、集団や個人に対して、合理的・客観的な事実や裏づけがなく、いじわるな偏った態度や、信念のない意見を言ったり行動したりすること。

差別と偏見を防ぐには

差別と偏見を防ぐには、差別は、法律で規制し、偏見は、一人一人の人徳ある意識を自覚してもらうことである。

方法

  • 共通意識の連帯を築く
    =運動機能体として、エリア(市・地域)面の整備をする必要がある
  • 一対一の触覚を多くする
    =個人と個人の深い絆を大切とする多面的ネットワーク化が必要である

人権の侵されやすい2大要素(一般論)

  • 貧困
    =社会的救済経済的、生活困窮となるとゆとりがなくなり、生き方が乱暴となりやすい事が多くなる。
  • 無教養(無識字)
    =社会教育(生涯教育)無教養・無識字の状態だと、だまされやすくなり利用され易くなる。

国又は個人としても同様であり、この事があっても負けないようにする活動が人権教育活動である。
だからと言って、侵され易い人が悪いのではなく、侵す人が絶対的に悪いのである。犯罪だからである。

差別する者の犯罪心理について

自分と違う差異は自分の静けさを脅かすと考える。
自分と似ていない人は、安心できなく怖いと考える。
自分の知らないことは、何が起こるかわからなく暗闇のように怖いと考える。

だから肯定するのではない。

差別する悪い命は、人間として生まれ来たもののが自らがの自覚と最大の努力により修復することが、その人の責任である。

そのことは、人としての努めであり、人間社会の習いなのである。
だから侵す人は社会的な制裁として罰せられるのである。

差別の本性と教養・文化

本性の反応や論理のない行動に対して、論理を身につけた行動をすることが、教養である。
また、文化により一緒に学ぶこと、別の伝統や暮らし方の人がいることも、また価値があることを学ぶ。

人は「同じだから平等」ではなく、人は「皆違うからこそ平等」でなければならないと考える。

人権は、戦いの中勝ち取った権利

人権は、戦いの中勝ち取った権利である(黙っていては、人権は逃げていく)。

アメリカ独立宣言(米国)

トーマス=ジェファーソン/ベンジャミン・フランクリン起草ジョン=ロックの思想(自然権・革命権・主権在民)「人間は生まれながらにして自由かつ平等な権利を持っている」 ーー「生命、自由、幸福追求する権利」

フランス人権宣言(フランス)

ラ=ファイエット等起草ロベスピエール等、ルソー等の啓蒙思想の影響を受け立ち上がり。自由・平等・博愛(民主主義の土台)

黒人問題(米国)

マーティン・ルーサ・キング/ローザ・パークス等によるバス・ボイコット事件等による公民権(参政権等)

同和問題(日本)

西光万吉/阪本清一郎等による、水平社運動等による基本的人権(生存権、平等権)

アイヌ問題(日本)

知里幸恵等による伝承文化「神謡集」ーー(金田一京助、柳田国男が評価)

女性参政権(日本)

平塚らいてう/市川房枝等の参政権運動による

同和問題がなぜ国民的課題なのか

つくられた非人道的な差別であるからである(江戸幕府が体制維持のためにつくった)。
昭和40年8月、同和対策審議会が「この問題の早期解決こそ国の責務であり同時に国民的な課題である」と答審した。
それは「日本国憲法第14条、第25条で保障された基本的人権に係わる課題である」と宣言している。

答申では「政府において有効適切な施策を実施して問題を抜本的に解決し、恥ずべき社会悪を払拭して、あるべからざる差別の長き歴史の終止符が一日もすみやかに実施されるよう万全の処置をとられることを要望し期待するものである」と言っている。

今生きている私達の先祖は、江戸時代にこのような問題の中に生きてきた事実がある。
この醜い考えの心「一本の矢」が心理層の中にDNAとして残っていて、時を経てもある条件が自分のまわりにてきたときに、今生での心の善根をも破り湧現すると考えられる。

「知らなくてもよい」と言っていられない大きな点であり、一人一人が心して取り組む問題なのである。故に国民的課題と言われるのである。

本センターパンフレット

パンフレット内容ダウンロード

人権アピール(設立20周年記念式典にて)

人権アピール内容ダウンロード