最新の「おしらせ」

第20回ぬくもり人権「標語・300字小説」の募集

毎年、本センターは「標語・300字小説」を募集しています。

今年度のテーマは、道徳的「感謝・希望・勇気・友情」の大切さ、尊さについてです。
小説には、必ず会話を入れてください。

応募期間*

令和2年7月6日(月)~9月4日(金)

*応募資格*

可児市在住の方

入賞作品*

・標語30点、小説7点を人権週間に展示、機関紙「ぬくもり」などに掲載
・入賞者には図書カード1,000円分を贈呈
・参加者全員に参加賞としてクリアファイルを送付します

*応募方法*

はがきに住所、氏名、電話番号、作品(標語は2点、小説は1点まで)を記入し、可児市人権啓発センター(〒509-0214 可児市広見1-5 可児市総合会館2F)へ郵送

入賞発表*

11月初旬 本人に通知

皆さまからの多数のご応募をお待ちしております!

最新の「活動報告」

第2回「子どもの人権講演会」リーダー会開催

今年度の「人権講演会」テーマは、
「子どもの人権」講演会 ~子どものサインわかりますか~第2弾

この講演会は、反抗期の子ども達への対話術をその保護者はもちろん、祖父母、可児市民一般の皆さんに、発見してもらえるように、企画しました。
子育てに奮闘する保護者の方を皆で、守り、サポートできる社会になることを願っています。

「子どもの人権講演会」~反抗期の子どもへの対話術~(魔法の言葉)

講師 小栗 正幸 氏(おぐりまさゆき)多治見市出身
   現在 特別支援教育ネット代表

日時 令和2年11月13日(金)13:00~15:00

場所 広見地区センターゆとりピア 第1~3会議室

募集人数 30名

担当リーダー会の皆さんと講演会が、より良いものになるよう今後も練り上げていきたい。

最新の「心のビタミン」

生きているってこと

風呂上がりの義母、何だか浮かない顔つき。ゆっくりと話し出した。
週1で出かける個人病院の付随施設で、同じように筋トレのために来ているメンバーから言われた何気ない言葉に引っかかっていた。

義母は95歳。瀬戸内寂聴さんとまではいかなくても、元気いっぱい、三度の食事の準備も片付けも、何とか一人でやり切っている。背筋は、まっすぐ伸び、杖すら必要としていない。頭もしっかりとしている。多少言葉が出てこないことはあるが、誰しも似たり寄ったりで普通とみなして良い範囲内。

ちょっと前、施設に通うのに、新しい日傘が欲しいと言って、一緒に買い物に出かけた。そして、また、来ている人たちが「皆さん、結構新しい靴を履いてみえるから、靴も欲しい。」と、買い物は、どんどん増えていった。自分で買いたいものが選べて、自由に買えるなんて、当たり前のようでいて、95歳の歳を考えれば素晴らしい。

施設までは、義母のゆっくりとした足運びでおよそ15分。真夏になっても、新しい日傘をさし、新しい靴を履き、自宅と施設を往復していた。
施設の方から、「いつも、自分で歩いてみえるから、足腰がしっかりしてみえますね。」と、褒められ、喜んでいた。
義母にしても、頑張っていて良かったなと益々張り切っていた。

ところが、ところが、「ええっ、この暑いのに、家族の人がここまで送らずに、自分で来ているの?」月1回、高血圧のために、病院の先生の診察を受けていることについても、「病院の付き添いも無しで、一人で話を聞いてくるの?」「それは、大変だわ!」「可哀想だわ。途中で、倒れたりしたら、どうもこうもならんわ。」と、話の展開は、義母が家族に見放され、面倒も見てもらえない、可哀想な年寄りだと決めつけられてしまった。

これまで自分は幸せ者だと言っていた義母だったが、さすがに、落ち込んでしまっていた。「私は、一人で診察を受けても、多少耳が聞こえないけど、先生がゆっくりと話してくださるから、自分の言いたいことも言えるし、困ったことは無い。」
義母に、「そう、自分のしたいようにする。自分のことは、自分で決める。いいんじゃない。これまで通りで。」

そして、週1の施設に通う前夜、「明日は、行き帰り、車で送ってほしい。」と言ってきた。「分かった。いいよ。〇時〇分に家を出れば間に合うよね。」
義母にしてみれば、頼めば、助けてくれる家族がちゃんといますよとばかりに、車での送迎になった次第。
気分が晴れれば、上々。これまで通り、快活な義母でいてほしい。

「ほら、なんていう名前だっけ?花に肥料を、そろそろあげないと、花が咲かなくなってしまう。肥料を買ってこないと!」
弾んだ声がして、(やれやれ、気持ちがやっと落ち着いたかな?!)と思う嫁でした。(c・s)