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子どもの権利条約

「子どもの権利条約」が提案されたのは、子どもは尊ばれるべきひとりの人間であるという考えからです。「子どもの権利条約」に大きな影響を与えた人、それが「コルチャック」です。

「コルチャック」はご存知でしょうか?

コルチャック(本名ヘンルイック・ゴールドシュミット)は1878年 当時のロシア領ポーランド王国の首都ワルシャワの高名なユダヤ人弁護士の家庭に生まれました。

小児科医となっても非公式の学校などで、社会の底辺にいる子どもたちに温かい手を差し伸べました。

子どもたちの教育を通して戦争のない平和な世界への道を見出そうとしましたが、ユダヤ人絶滅政策により200名の子どもたちとトレブリンカ(ガス室)に向かいます。

命を救われる特赦の嘆願が通ったにもかかわらず、最後まで子どもと共に生きました。

「子どもは今を生きるのであって、将来を生きるのではない」

「子どもの権利条約」の根本には、コルチャックの多くの願いが込められています。