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ホームイラストギャラリー300字小説入賞作品の挿画

あの子みたいになれるかな【令和元年度優秀作品】

「いいなぁ…。」
あの子の周りにはいつも人が集まっている。いつも元気で明るくて、みんなの人気者のあの子を、私はいつも外から見ていた。どうしたら、あの子みたいになれるだろう。

「そのボールペン、私と一緒!」
ある時あの子がそう言って、にこにこの笑顔で話しかけてくれた。

「本当だ、一緒!」
そう言って笑顔で返した。「いっつも笑顔で笑ってるから、こんなにみんなに好かれるんだろうな…。」と思った。

それから私も、笑顔を大切に、生活するようになった。あの子みたいになれるといいな。


*講評*

「笑顔の明るい人は、幸せに」といわれます。
「はちきれる笑顔で、話す顔」は、美しいものです。
文面にある、「いつも元気で明るく」の笑いは、なぜ起こるのかを考えると、おそらく普段から人への心がけが、素晴らしいゆえに心が輝き、笑いは出ているのでしょう。
その場には、希望が湧き、和やかな時を過ごせ、喜び合えるから、この人は皆に人気があると思います。そこには、自然の笑顔が出てくるのだと思います。